懐かしいビョルン・アンドレセンが映画に出演していた

ビヨルン・アンドレセン(Björn Andrésen)と言う名前を聞くだけで、一瞬に思い出す世代の人も多いと思います。

1971年公開のルキノ・ヴィスコンティ監督の映画「ベニスに死す」に美しいタッジオ役として出演。元々はストックホルムの音楽学校に通っていてピアノやギターを弾いていたようですが、タッジオ役を探していたヴィスコンティの目に留まりこの映画に出演したようです。

この一本で爆発的な人気が出て当時日本にも来日しましたし、明治製菓「エクセル」のCMにも出演。レコード「永遠にふたり・愛するために・哀しみの森」も発売になりました。この曲はYou tubeで聴くことができます。発音も正確できれいな日本語で歌っています。

映画はマーラーの曲、美しいベネチアの情景、美しいタッジオ。。正直子供の頃に見てさっぱり分からず、ビヨルン・アンドレセンの強烈な美しさと最後のダーク・ボガード演じるグスタフのみ記憶に残っていました。十年以上前ですが、再上映され映画館で再度挑戦。たまたま隣に座った女性とちらっと会話し、今日は美しいものを見に来たのよと言ってて私も同感!やっぱり理解不能だけど、いつかまた見てみたい映画ではあります。

ビヨルン・アンドレセンの情報はそれからなくて、ネットで検索できるようになった頃調べてみた時がありましたが、タッジオのイメージがつきまとい本人にとっては良い思い出ではなく、今はひっそりピアノを弾いて生活しているような事が書かれていたような。その時は大人になった写真が一枚だけ出てきただけでした。

最近何気に見ていたら、なんと2019年に映画に出演しているではないですか。「ミッドナイトサマー」(Midsommar)と言うホラー映画で長髪、ひげをたくわえた崖から飛び降りる老人・ダンの役です。アメリカ、スウェーデンの合作映画のようですが、どういう経緯で出演に至ったのでしょう。

最近は彼に関するいろんな情報が出てくるようになりました。当時浮世離れした美しさで強烈な印象を残し、ブランクはありましたが頭の片隅に残っている人も多いと思います。

デビュー映画は1970年の「純愛日記」(En kärlekshistoria)。タバコをくわえバイクに乗ってる姿が見られます。祖母に勧められて子役として活動していたようです。5歳の時に父親に捨てられ、その後に母親が自殺し祖母に育てられていたようです。



ビヨルン・アンドレセン(Björn Andrésen) 1955年1月26日

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