50年前のビートルズのシェアスタジアムフィルムライブの半券

ビートルズのシェアスタジアムの音源CDの再発売の記事を読んでいたら、70年代には日本でフィルムコンサートも開催されとあり、そう言えばあの時のかもしれないと。。。

まだありました~。当時のビートルズのフィルムライブの半券です。この時のがそうだったのですねと、今更ですが。

当時まだ子供でしたし田舎暮らし、テレビでも海外のアーティストが演奏している姿なんてほとんど見ることができない時代。記憶にあるのは温泉に行って見た演歌歌手のドサまわりのステージくらいです。洋楽の情報源はラジオとお小遣いをためてやっと買える音楽雑誌でした。

そんな時、どこからかビートルズのフイルムライブがあるんだって~!って情報が入り興奮したのを今でも覚えています。一回限りのフィルムライブでチケットも買えるかどうかという状況、親の承諾を得てなんとかゲットしたチケットでした。

主催はキョードー札幌と北海タイムス社。キョードー札幌の設立は1976年1月になっていますし、その年の5月頃に自分は引っ越しをしているので、フィルムライブは1976年?もう少し前だったような記憶なのですが。。

チケット左にはMUSICTHONと書かれていました。

人生はマラソンのようなものです。音楽運動もマラソンと同じように長期展望計画によって行うべきです。MUSICTHONとはMUSIC(音楽)とMARATHON(マラソン)を合わせた新合成語です。

THE BEATLES フィルムライブ チケットより

この頃に和製英語みたいな言葉が作れらていたのも面白いなと思ってみてしまいました。某ラジオ番組の題名の一部にこの言葉が入っていますが、この時の言葉が残っていたのでしょうか。


チケットの裏の注意書きにテープレコーダーの禁止。。時代を感じます。交通ストライキなどの不可抗力があった場合。。。まずないと思いますが、12月で雪の多い所でしたから吹雪だと行けなかったかも。下に英語で書かれていますが、当時住んでいたところでは宣教師くらいし海外の人は見かけなかったのですが。最近のチケットには英語の説明はわざわざ書いてはいませんね。


フィルムライブは市民会館で行われ、一回りくらい年上の女性が多かったような記憶があります。上映が始まった途端キャーという奇声があちこちから、とにかくすごかった。椅子の上で狂ったように動いてる人だらけ。人生初めて見た光景!ビートルズってすご!親には見せられない。。。という感じ。

1965年8月15日のシェイ・スタジアム公演は5,6000人の観客がつめかけた、かつてない初の大規模コンサート。大観声と言うより大奇声?と、当時の録音機材の不備で、ボーカルや楽器のバランス調整に混乱も生じたようです。それで映像用の再録音をしてシェイ・スタジアム・ライヴは完成。当時のフィルムコンサートは再録音のものだったのですね。なんにしてもビートルズの音楽より、あの熱狂的なファンの印象のほうが強く残っています。

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