去年中止となってしまったカンヌ国際映画祭(Festival International du Film de Cannes)ですが、今年は色々な感染対策が取られ開催されています。世界中から集まるので現地はどうなのかとか、参加する俳優陣の心のうちはどうなのかとか、いろいろ気になったりはしますが、暗いニュースばかりの毎日、女優さんたちが笑顔と美しいドレスで登場する姿を見るだけで、現実を忘れて楽しめたのはあります。
きらびやかなドレスや個性的なドレスで登場する女優やモデルのなかで、ジョディ・フォスター(Jodie Foster)の白いドレス姿が、見た瞬間素直に綺麗だなって思いました。
対照的にイザベル・ユペール(Isabelle Huppert)は全身黒の迫力！黒いサングラスにタートルネック、上半身だけだとドレス姿とは想像もつきません。
毎年見るのを楽しみにいている、いくつになっても美しいソフィー・マルソー(Sophie Marceau)、は白にサイドが黒のドレス。大階段を上る時に宙を指差してポーズ。このポーズ、どこかで見たような。。天上天下唯我独尊。。。
テレビタレントで作家でもあるエレナ・レニーナは髪形が強烈、マンガ「こどものおもちゃ」のさなちゃんの母を思い出します。ドレスは、髪が強烈すぎてもはや記憶に残ってません。
ルー・ドワイヨン(Lou Doillon)は、よく見ると手に持つクラッチバッグがキラキラの心臓の形！映画「アメリカン ユートピア」でデビッド・バーンが脳の模型を持って現れたのを思いだしました。彼の場合はバッグじゃなかったですが。モデルのベラ・ハディッドは肺の形のゴールドネックレスでした。コロナに負けないように？といったところでしょうか。
マリオン・コティヤール(Marion Cotillard)は、キラキラなシルバーのワンショルダーのドレス。鱗模様ぽくて人魚みたい。そしてフォトコールの時はなんと最近のトレンドらしいサイクリングパンツ！サイクリングより人魚になって泳いでほしい雰囲気のお方。
最近は映画館で観たい映画もほとんどんなくわざわざ足を運ぶことも減ってしまいましたが、カンヌ映画祭で知った映画の中には観たい作品が沢山ありました。
「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(THE FRENCH DISPATCH OF THE LIBERTY, KANSAS EVENING SUN)は監督がウェス・アンダーソン(Wesley Anderson)、長い題名で覚えられませんが、ポスターを見るだけでいかにも～と言う感じ。一コマ一コマが絵のようで浸りたくなる世界観。エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、オーウェン・ウィルソなどのアンダーソン監督の映画の常連さんも名前を連ねています。この3俳優も個性的で視覚的にも楽しみ。
「De Son Vivant」はエマニュエル・ベルコ(Emmanuelle Bercot)監督、主演のカトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve)が撮影中に脳卒中で入院しニュースで取り上げられていて映画を知りました。ドヌーブはかなりのヘビースモーカーらしいですし、77歳にして立て続けに映画に出ていましたので周りの心配も大きかったのではないでしょうか。しかしこの年齢にして主役ばかりって、驚異的に近いのでは。カトリーヌ・ドヌーブのために作品があるのではないかと思ってしまいます。この映画にはブノワ・マジメル(Benoit Magimel)も出演しているので、それも楽しみです。
「Tout s’est bien passé」はフランソワ・オゾン(François Ozon)監督、あのソフィー・マルソーが普通の人っぽく見えるような役で登場。レッドカーペットの姿を見ると流石女優～！です。シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)も出演しています。オゾン監督の映画は、この作品の前に「Summer of 85」が8月に公開されます。
シャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)は、お母さまのジェーンバーキン(Jane Birkin )のドキュメンタリー映画「Jane by charlotte」で監督デビューしました。ジェーン・バーキンも74才になりますが、歌手活動もしていますし、今見ても魅力的です。カトリーヌ・ドヌーブと言い、ジェーン・バーキンと言い、確かに若い時から美しかったですが、外見だけではないにじみ出る魅力に溢れていて素敵に年を重ねています。
「The Story of My Wife」はハンガリーのイルディコ・エニェディ(Enyedi Ildikó)監督の作品で、作家ミラン・フストの小説が原作。レア・セドゥが魅力的。彼女は映画の中でとても絵になる女優さんと思います。
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