ザ ナルシスト!ブライアン・フェリー様(Bryan Ferry)

イギリス

ブライアン・フェリーは今でこそちょい渋いおじ様(おじーちゃん?)になりましたが(見慣れただけかも)、ナルシスト臭プンプン、動きはくねくね、歌い方も独特、世の中にこんな人が存在するんだ~って思わせるようなお方でした。

写真でしか知らなかったブライアン・フェリーの動くくねくねを初めて見たのは1977年の来日コンサートをNHKで放映した時!わ~、ブライアン・フェリー~って思ったのも束の間、歌いだしたらくねくねであの歌い方。。。見てはいけない物を見てしまった感ありありで、悪いものでも見ているような感じで、親に見られたらどうしようと頭をよぎったくらいです。

1982年JUNのCMでは、ついに蝶ネクタイ姿で「美を求めれば限りなく、愛を手にすればやけどする。あなたは陽炎、あやしき人」というキャッチフレーズのもと、怪しい動き(踊り)を見せてくれています。

それから数年、1985年頃でしょうか、「ドント・ストップ・ザ・ダンス」が流行りテレビのフジビデオテープCMにも登場し、くねくねダンスを見せてくれました。映画「ナイン・ハーフ」(NINE 1/2WEEKS)でも「スレイヴトゥラヴ 」( Slave To Love )がかかりました。

2002年に日本公演でやっと本物を目にすることができ、想像以上の感激!始まりはピアノを弾きながらおとなしめ。ちょっと風邪をひいていたのか鼻声っぽかったような。ピアノを離れマイクスタンドの前で歌い始めてからは、リオのカーニバルみたいな恰好をした女性コーラスもありで、ド派手でチョー盛り上がり!木村拓哉主演のテレビ番組の主題歌にまでなったらしいけど、それまで良さが分からなかった「トウキョウジョー」(Tokyo Joe)なんてもう最高!!あの時はライブに行ってから、一年くらいはブライアン・フェリー漬け。一度、我が子に「その変な歌はやめて」とお咎め受けましたが。

2011年にはH&MのCMに息子のTara君と一緒に出演、この時はバックの音楽はなぜかデュラン・デュラン「Girls on Film」でした。

2019年に17年ぶりの待望のライブです。70越えのフェリーさんはどんなもんでしょと。。きっかりの時間に始まり、皆黒で統一にブルーのライト、都会的でお洒落な雰囲気の中始まりました。テンポを落とし、年齢的に無理な部分は上手くごまかし・・いや、熟成された大人のステージ(何十年も前から大人ですが)でした。そして、きっかり90分でステージを終え、今日の疲れは今日のうちに・・いや、アーティストは健康管理にも気をつけねば。ビルボード東京で、お酒飲みながらゆったり観たいステージでした。

70代になってもダンディで素敵なフェリー様。ブライアン・フェリーは永久にナルシストでいって欲しいなと願っています。



1945年9月26日生まれ

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