カトリーヌ・ドヌーブも、もう70代後半になりましたが、お年を召してからの彼女が好きです。
初めて見たのは、1970年代前半のロードショウの表紙の写真。いろんな映画に出てましたが、その頃見た記憶があるのはテレビで放映された「うたかたの恋」くらいでした。その時はこの映画がオーストリアのマイヤーリンク事件を題材にしたとも知らずに見てました。フランスの綺麗な女優さん♪のイメージ。
その次に観たのは、1992年の「インドシナ」だったような気がします。この映画は引き込まれるように見た記憶がありいい映画でした。映画は好きでよく見ていましたが、カトリーヌ・ドヌーブが出演している映画はあまり見る機会がなかったのです。
それからまた期間が開いて「ポーラX」。この映画はすごいです。前半はカトリーヌ・ドヌーブ、主役のギョーム・ドパルデュー、背景全て美しいものだらけなのがだんだん狂気の世界に入り込み、観終わった時には再起不能になりそうなくらいはヘロヘロ。ですが、この辺までは綺麗な女優さんだなという印象。
綺麗なだけの役柄ではないのですが、美しいものは美しい！ある程度年を重ねても年を重ねるほど、品があって美しい！
それが2010年「幸せの雨傘」では、あの大女優がジャージ姿！カトリーヌ・ドヌーブのジャージ姿なんて誰が想像します？この映画は大好きですし、ドヌーブさん好きだわ～と思った瞬間でもあります。映画が進むにつれてのドヌーブさんの変化も見ものです。
去年の仏日合作の「真実」、これは久々のもう一度見たい映画。ちょっとした一言とかしぐさとかにじわ～っと来てしまいました。70代半ばのドヌーブさんのドアップが沢山映るのですが、語らずとも訴えるものが伝わってくるし、70代でにじみ出る美しさがすごい。それは、美人っていう意味だけの美しさではなくて彼女の生き方みたいなもの。
今は「アンティークの祝祭」が上映中です。これもまたぜひ見たい映画ですが、行けるかどうか・・・
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