テノール歌手アモリ・ヴァッシーリ

フランス

 Amaury Vassili 1989年6月8日生まれ


10代の時にコンテストで優勝し、20才の時にデビューしました。2013年に葉加瀬太郎と共演で来日もし、この時はテレビにも出演しています。見た目は華奢な感じでイケメン、テノール歌手でいい声~で聞き惚れてしまいます

ファーストアルバム「VINCERO」と「Cantero 」。しばらくはこの二枚を思い出しては聴き思い出しては聴きでした。

ジャンジャック・ゴールドマンのトリビュート・アルバム「Generation Goldman」にも参加していましたね。

時が過ぎるのは早すぎで、久々に探してみるとなんとマイク・ブラントのオマージュ盤「Chante Mike Brant」や、髪が短くなって誰?って写真の「Amaury」もあり。

マイク・ブラントは名前が分からなくて何十年も探していたアーティスト。マイク・ブラントも魅力的な声ですが、デビューして数年でこの世を去りました。かなり人気だったようですが、半世紀近く前の歌手のオマージュ盤を出すとは!彼の歌はアモリ・ヴァッシーリが歌っても曲にあっていて、これはとても良いアルバムと思います。

Amaury」は中身もなかなか興味ぶかいアルバムでした。一番の驚きは「ファイナル カウント ダウン」です。これはスウェーデン出身の北欧メタルバンドのヨーロッパの曲。題名みた時にまさかと思いましたが、そのまさか!アモリ・ヴァッシーリが歌うとクラシック調で綺麗にまとまっています。しかしこれはヨーロッパ最大のヒット曲。ヨーロッパのジョーイ・テンペストが歌うとあの山場の盛り上がり方は半端ないのです。改めてジョーイ・テンペストのテノール歌手に劣らないほどの歌の上手さに関心したりして。

2曲目の「Sketch of Love」はティエリー・ミュータンが歌っていて、昔CMで一瞬かかっていたらしいのですが、もっと遡るとヘンデルのサラバンドンの編曲。ティエリー・ミュータンは中世的なハイトーンボイスで、聴き比べると歌ってる人の見た目が逆みたいな感じがします。(笑)これもやはりティエリー・ミュータンの声に特徴がありすぎで曲にぴったりなのでミュータンに軍配があがります。

Once Upon A Time 」はベートーベンの喜びの歌。これはさらっと歌ってまた新しい雰囲気と言うか、みんなの歌でかかっても違和感なさそう。笑これらは原曲を知らなければ非常に良いと思いますが、原曲が良すぎなもので。

この先、どんな曲を歌っていくのかとても楽しみですが、やはりクラシック系が合うような気がします。

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