スコットランド出身のザ スキッズ

イギリス

ザ スキッズは1977年に結成されたパンクバンドで、日本でのアルバムデビューは、1979年にヴァージンレコードから発売された邦題「恐怖のダンス」(Scared to Dance)でした。パンク~ニュー・ウェイブが流行ってた頃です。

ヴォーカルのリチャードは当時18才、ギターのスチュアートは20才。アルバム写真を見ると若いんだか何だか良くわからないけど、まだニキビの気になるお年頃のようであったのは確か。

当時のメンバーは皆スコットランドダンファームリン出身で、いかにもスコットランドっぽい音が良かったです。どこかあか抜けない感じも良しでした。

今改めて見ると邦題で「悲しみの兵士」( Melancholy Soldier」)、「人種平等への策略」( Integral Plot)という言う曲、U2とグリーンデイがカヴァーした曲「The Saints Are Coming」もありです。「The Saints Are Coming」は徴兵されて亡くなったリチャードの友人の事を歌った曲でした。正直、歌詞は英語が苦手で気にしてませんでしたが、社会に訴えようとする部分も大きかったのですね。

その後、元リッチキッズのドラマー、ラスティー・イーガンが参加したセカンドアルバムは日本では発売されず。三枚目の「アブソルート・ゲーム」(The Abolute Game )は1980年に日本でも発売されました。

小さい写真で見る彼らはスーツなんか着て様変わり。リチャードは七三分けです。リチャード曰く、貧しい少年時代を送っていたので、綺麗なものを着て貧乏から抜けだしたことを自覚したかった・・らしいです。なるほど。アルバムのテーマは「子供」だそうです。残念ながら日本ではこの2枚しかアルバムは発売されず。

人気なかったのでしょうか?・・・ですが、1981年頃にBSFのカセットテープの懸賞(点数を集めるともらえたのかも)で”Cockey Sound Just Now“「生まれた時からコックニーサウンド」と言うパンク特集のカセットテープを入手。スキッズのリチャード・ジョブソンの写真が載ったカセットテープでスキッズの曲は5曲収録されてました。他にはミッツ&モジュール ブルースバンド ダム・ブロンズスティーブ・ゲット&エクスクルーシブの曲が収録されてました。

家を片付けていたら当時のスキッズの雑誌の切り抜きも出てきまして、「アブソルート・ゲーム」の頃のインタビューが載ってます。民族性のことにも触れてますが、肝心の部分は取っておいてない(-_-;)

スチュアートはバンドを脱退して、あのビッグカントリーを結成。ですが、のちに自ら命を絶ってしまいます。ザ スキッズも解散しますが、再結成。今も活動しているようです。

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