フランスの俳優ファブリス・ルキーニさん一見没個性な感じですが、何ともアジのあるどこかすっ呆けたような感じが魅力で、この俳優さんが出てる映画はなんとしても観たくなります。
「屋根裏部屋のマリアたち」では、フランス人資産家ででスペイン人のメイドのマリアに恋をするジャン=ルイ。
「幸せの雨傘」では、雨傘工場を経営する亭主関白なロベール。
「ボヴァリー夫人とパン屋」では、小さな村でパン屋を営むマルタン。かなり迷惑な人です。
どの役もしょーもないオヤジという言葉がぴったりなのですが、どこか憎めないくてクスっと笑ってしまう。
他の役者さんが演じてもこうはならず、いけ好かない映画になってしまいそうなところを、ファブリス・ルキーニが演じてると、なんだかホワンと笑える映画になってしまう。
身振り手振りやちょっとした表情も上手ーい!というか面白ーい。ほんっとに貴重な役者さんです。
次はどんな映画に出て笑わせてくれるのか、楽しみです。コメディ映画じゃなくても、笑える!
ですが、なぜかいつまでたってもファブリス・ルキーニと言う名前を覚えられません。今回も多分3日経つと忘れてます。。。
「ボヴァリー夫人とパン屋」ではアランシャンフォーの「Bambou」も聴けます♪
Fabrice Luchini 1951年11月1日生まれ
13歳の時に美容師になるため(お母さまの要望)、パリのサロンに修行に行きます。美容師になっても、あの雰囲気でお客さんのハートをつかみ成功していたのでは?と思ってしまいます。(腕は分かりませんが、あくまで接客 笑)
ディスコでフィリップ・ラブロ(映画監督、作家)に出会い、19才の時に映画デビュー。若いころはイケメンで監督の目に留まったのか?あのすっ呆けた雰囲気がその頃からあって、役者向きと見抜いたのか。。。その辺は知りたいですが謎です。。
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