ダニエル・バラボワーヌ(Daniel Balavoine)の記憶

フランス

ダニエル・バラボワーヌは亡くなって35年近くになりますが、今でもフランスで人気があるようです。

カザフスタン出身のディマシュ・クダイベルゲンも、バラボワーヌの「SOS d’un terrien en détresse」を見事な音域で歌っていますし、いろんなアーティストがこの曲を歌っています。

ダニエル・バラボワーヌの日本でのデビューアルバム「Un Autre Monde」は1982年に発売されましたが、このアルバムはフランスで発売された6枚目のアルバムにあたります。

アルバムに入ってる「リップ・スティック」「抱きしめたくて」は、特に好きな曲ですがどの曲を聴いても外れなしで、今でも古さは全く感じないと思います。

次の年に発売されたのが「愛のサバイバル」と言う邦題のアルバムでした。本国での題名は「Vendeurs De Larmes」この頃は曲の題名に邦題が付けられていたので、覚えやすかったのですが、最近は題名は覚えられません。(笑)

池の湖畔の少女」とか「黄金がほしい」などの邦題がついた曲が収録されてます。このアルバムもかなり良い曲ばかりですが、その中で「踊りにおいで」「ラ・ダンス」はちょっと特徴的な曲です。日本発売はたぶんこの2枚だけと思います。

次の作品は「Loin des yeux de l’Occident」はフランスで見つけて涙モノでした。これは、ジャケット写真が異質で??収録されている曲もこれまでとは雰囲気の異なるものでした。後から知りましたが、1983年にアフリカでパリ・ダカール・ラリーに初出場し、貧困や飢餓の問題に直面し、この頃から人道支援活動を始めたようです。アルバムの写真はその影響でしょうか。

1985年には「Sauver l’amour」を発表、これが最後のアルバムとなってしまいます。1986年にパリ・ダカール・ラリーに主催者の一人として、人道支援活動のため参加しますが、1月14日国境マリ共和国内の砂漠で、ダニエルを乗せたヘリコプターが砂嵐にあい帰らぬ人となりました。

当時の日本の新聞にも小さく記事が載りました。日本でそこまで知られているとは思っていなかったですし、一瞬目を疑って、まさか違う人?って思いながら何度も見返した記憶があります。

あれからもう35年くらいも経ち、お嬢さんのジョアナが彼の歌を歌う姿をYouTubeで観ることができます。


Daniel Balavoine

1952年2月5日 ~ 1986年1月14日

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